理事長あいさつ

この度、日本びまん性肺疾患学会の初代理事長を拝命いたしました東邦大学/同友会春日クリニックの本間 栄です。
我が国では、肺線維症にかかわる厚生労働省研究班発足以来50年という長い歴史の中で、呼吸器分野にかかわる医師の育成・生涯教育の場として,また,独創的研究を推進する場として、「臨床呼吸器カンファランス」・「DPB・難治性気道疾患研究会」・「間質性肺炎細胞分子病態研究会」が非常に重要な役割を果たしてきました。「臨床呼吸器カンファランス」は希少疾患を多面的な観点で論じ、「DPB・難治性気道疾患研究会」は、DPB をめぐる研究会として発足しその後、PCD、BO、膠原病等を包含する難治性気道疾患を様々な切り口で論じてきました。また「間質性肺炎細胞分子病態研究会」は、厚生労働省びまん性肺疾患に関する調査研究班の基礎研究部門という位置づけで発足し、様々な基礎・病態研究を論じるというそれぞれ違った特徴・役割がございました。その後、これらの研究会を一元化し、新たな研究会組織としてびまん性肺疾患領域の更なる発展を目指し、多岐にわたるびまん性肺疾患の基礎、臨床にかかわる活発な議論を行うべく、第1 回日本びまん性肺疾患研究会を2021年に開催しました。びまん性肺疾患の基礎、臨床に関する最先端の情報を共有できるようなシンポジウム、特別講演、特別企画や若手医師が議論を戦わせる一般・基礎・研修医セッションを学会形式で実施し、以後、毎年1回開催し、多くの先生方のご協力のもと、MDD講習会も合同開催し、着実に発展してまいりました。毎回多くの参加者があり、これまで以上に若手から熟練のすべての先生方の教育、研鑽、発表の場を充実、活性化させるためには学会組織を設立し、定期総会の開催、機関誌の刊行等、研究成果を対外的に発信する事が重要であると考え、この度、関連各部署のご協力により2026年9月、第1回日本びまん性肺疾患学会総会(第6回日本びまん性肺疾患研究会)を開催する運びとなりました。びまん性肺疾患は、その病態が複雑で、診断と治療が困難な疾患の一つです。しかしながら、近年の医学・基礎研究の進歩により、新しい診断方法や治療法が次々と開発されております。本学会では、これらの最新の知見を会員の皆様と共有し、患者さんにより良い医療を提供できるよう努めてまいります。今後とも、会員の皆様のご指導とご協力を賜りながら、本学会の発展に尽力してまいりますので、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
令和7年12月1日
日本びまん性肺疾患学会
理事長 本間 栄